東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法は、シンプルながらかなり画期的です
Amazon.co.jp: 東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法: 山口真由: 本
反復すればするほど記憶が色濃く残されるのは当然ですよね。
そんな当然なこととその理由が書いてあるだけの本かと思いましたが読んでみたら …
ルール
1冊読むことに時間をかけない(300Pの書籍だと30分から1時間)
一般的な反復学習と大きく違う点はココです。
かなりスピードを上げて1回1回を読んでいきます。
分割して読む前提のため、1回あたりが短時間でも役割を果たすことが出来ます。
バケツリレーのようなイメージでしょうか。
集中しない
集中しないで塊(見出し、キーワード)を拾っていく感じで読んでいきます。
ただし頭には入れておく必要があります。
間を空けない
やったらすぐに復習することが記憶の定着につながります。
なるべく、ではなく原則として間を空けないことが大切です。
全体を覚える
山張りをしたり要点をつかもうとせず、必ず全体をフラットに覚えるようにします。
教科書も網羅性のある教科書を選択し、難解な教科書を避けるようにします。
色や図が入ると覚えた気になってしまうのでそれも避けます。
なぜこの方法が良いのか
負担が少ない
ガッツリ集中せずサラサラっと早く読むので負担がかなり少ないです。
8回以上復習する際も気負いせず簡単にできます。
スピードが速い
予備校や塾で解説を聞く時間で教科書などを2~3周できるので、圧倒的に早くく、毎回最後までやるので気分も良いです。
回数を重ねることによって自分の知識に出来る
何度も読むので自分なりの解釈が出来るようになり、その中で情報を再構築することで完全な自分の知識にすることが出来る。
当初内容が理解できなくてもそれは知識不足によるもので、回数を重ねることで知識量も増えて、理解できるようになっていきます。回数を重ねる良さは沢山ありますね。
方法
著者の山口さんはこの作業を絵に例えて表現しています。
1.輪郭を作る
0回目 目次を読んで何が書かれてるか少し知っておく
1回目 見出しを掴んで読んでいく 見出し同士の関係を入れながら読む
2回目 全体を意識しながら読む。先ほどの見出し同士の関係を参考に構造、アウトラインを掴んでいく
3回目 もう一度全体を読む。2回目で得た構造からもう少し細かく理解していく。
2.把握し大まかな中身を書く
4回目 よく見るキーワードを感じ、多く書かれているキーワードや詳しいキーワードを覚えておく。
5回目 もう一度キーワードを探して読む。キーワード同士の関係や、要旨を理解していく。
3.詳細を詰める
6回目 説明などを読み、ディテールを仕上げていく。頭の中で答え合わせをしながら進める。
7回目 完全に定着させるフェーズ。わからないところがあればピックアップし潰していく。
3は、能動的に自問自答していき詳細を詰めていきます。
「こうかも?」と推測して「やっぱりか」と確認したり、違っていたらその部分を軽く読んでチェックしていきます。
メンタル論
勉強は楽しくない
こんだけやってる人ですから勉強大好きかと思いきや楽しくはないらしいです。
苦痛から解放されるため、その先の幸せのために歯を食いしばって努力していたみたい。
1部楽しいとかハマるということがあっても、勉強全体が楽しくなるということはないと、そう認識することが大切です。
自信
できるから頑張ることが自信で、できるからやらないは単なる傲慢。傲慢はプライドが高く社会に拗ねてしまうのでなってはいけない。
小さな自信から成功体験を重ね、雪だるま式に自信を大きくしていく。
失敗したときは
ミクロでできないことを考え、
マクロでできる・できたことを考える。
1日の過ごし方
・細かく計画しても実行できることは稀です。できなかったことで罪悪感を持つのは避けるために、1週間、1ヶ月と長期に何周何ページと計画します。
・朝起きたら机に座ってすぐに勉強してしまいます。やらなきゃと思うプレッシャーを0にして、ウォームアップのためにも。
・抜け道のあるルールを作っておく。厳しいルールより絶対に破らないルールを。
・集中は切れるが、勉強をやめない。目で勉強していたら耳の勉強に切り替えたり場所を変えたり教科を変えたりすると、集中力が戻ったりします。とにかくやめないこと